AQ Group 外国人技能者の社員に対して、建設キャリアアップシステム(CCUS)認定システムを利用し長期雇用に向けた取り組み開始
キャリアリンクプレスリリース特定技能2号への移行で
外国人技能者とAQグループ「win-win」の関係へ
建設DXの推進をサポートするコムテックス株式会社(所在地：富山県高岡市、代表取締役社長：竹脇 正貴、以下 コムテックス)は、純木造8階建てビル建築に取り組むなど木造建築の革新に貢献している株式会社AQ Group (所在地：埼玉県さいたま市、代表取締役会長：宮沢 俊哉、代表取締役に加藤博昭が就任予定、以下 AQ Group)に対して、建設キャリアアップシステム（以下、CCUS）認定・入退場管理システム「キャリアリンク」の提供及び導入支援を実施し、AQ Groupが自社の優秀な外国人技能者の社員の長期雇用に向けた取り組みを開始したことを発表いたします。
キャリアリンクについて
キャリアリンクは、国交省受託事業をきっかけに構築したCCUS認定の現場入退場管理システムです。CCUS認定システムの中で唯一「電話発信」での就業履歴登録が可能で、蓄積したデータはそのままCCUSへ連携できます。現場にカードリーダー等の機器の準備は不要です。現場に割り当てた入退用の電話番号それぞれに技能者の携帯電話・スマートフォンから電話をかけていただくだけの簡単入退場管理を実現します。
AQ group 「キャリアリンク」導入までの経緯・背景
「アキュラホーム」のブランドを展開するAQ Groupは創業者であり「カンナ社長」としても広く知られる宮沢俊哉氏（現・代表取締役会長）のもと、優れた日本の伝統技術・工法を心をもって継承し、さらに独自に進化した木造建築技術を根幹に、安全で現代に適した「木造注文住宅」を実現してきました。
またAQ Groupでは2014年より外国人技能実習生を受け入れており、多くの優秀な外国人技能者を育成し海外に自社の木造建築技術を開発途上国等への移転を図り、開発途上国等の経済発展を担う「人づくり」に協力、貢献しています。
このような中、AQ Groupでも近年は建設業全体が抱える職人の高齢化や職人不足の課題に直面しています。そして技能実習生として働く方の中には職人の人手不足解消のために特定技能１号に移行して社員として本格的に職人として活躍するケースが出てきました。
AQ Groupでは優秀な外国人技能者に対してよりよい待遇を与えられるよう本格的に特定技能2号への移行にチャレンジしてもらうプランを検討しました。特定技能2号になると外国人技能者は日本への永住権が得られ、家族を帯同できるようになります。AQ Groupとしても特定2号に移行出来れば長期雇用いただくことが可能となり、優秀な技能者の確保が可能となります。
ただし特定2号になるには試験に合格するだけでなく、職長や班長としての実務経験を証明することが必要です。その実務経験の証明のためにCCUSを活用することとしました。
外国人技能者はカードリーダー等の設置がしにくい木造住宅の現場で仕事をしています。そこでAQ Groupでは現場に設備が不要で社員大工の携帯から電話発信するだけでCCUSに実務経験を蓄積できるコムテックスの「キャリアリンク」を選定。現在では外国人技能者の方が毎日「キャリアリンク」の電話発信入退場登録を行いCCUSに就業履歴を蓄積しています。
今後の展開
現在、AQ Groupでは外国人技能者が日本で快適な生活をするために、CCUS活用してもらうだけでなく、外国人社員への日本語教育や職長教育、特定2号の評価試験への対策等の支援も実施。
今後、AQ Groupはこのような外国人の育成ノウハウを活かして自社の外国人技能者だけでなく下請事業者の外国人技能者の特定技能2号への移行のためのCCUS活用を推奨し、建設業全体の職人の人手不足解消に貢献したいと考えています。優秀な多くの職人を育成することによって適正価格で高品質な木造住宅の安定した供給をする『日本一のホームビルダー』を目指して参ります。
コムテックスとしては、引き続き運用フォロー・導入サポートに努めてまいります。
昨今大きく変化する業界の動向に注目しながら、弊社では、建設・建築業界でのDX化推進を支援しております。DX化推進に向けて取り組んでいるが、なかなか前に進めないとお悩みの会社様がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。