• voice04

    業者さんの積極利用で
    品質の証跡管理・現場の
    見える化が実現

    株式会社リノステージ

    [年間戸数] 400戸
    部長 奥岬氏
  • 「マンションリノベーション」の専門会社である<株式会社リノステージ様>は、着実にKizuku導入を推進されている会社様です。協力会社さんとの関係性も良好で、社内外のコミュニケーションは円滑かつ活発に行われています。導入から約1年、現在の安定した運用に乗せるまでにどのような工夫をなされたのか、今回お話を伺いました。

  • Kizuku導入のきっかけ・決め手

    “職人さんも使えそうな「トークに特化している」というわかりやすさが決め手”

    ───  Kizukuを知ったきっかけは何ですか?

    奥岬氏 実はKizukuを導入前に、別の現場管理向けツールを利用していました。写真管理がメインのツールだったのですが、正直不具合も多く、費用をかけた割に社員・協力業者さんともにあまり触っていただけませんでした。
    そもそも、監督は日々現場での打ち合わせに追われていました。複数戸の段取り調整、図面の変更の連絡などの忙しさの中では、うっかりと写真を撮り忘れてしまうことも多く、せっかく写真管理のツールを導入しても、アフター状況の確認時には必要部分の写真がない…といった状態でした。
    別のツール導入を検討したほうが良いのかなと、インターネットでいろいろと調べていく中でKizukuの存在を知りました。

  • ───  では、Kizuku導入の「決め手」になったのはどんなところでしょうか?

    奥岬氏 前回のツール導入のこともありますし、今回は慎重に、Kizukuを含めて3つほどから検討させていただきました。
    そんな中でKizukuを選んだ決め手は、ツールの明瞭さです。いろいろと機能がたくさんあって複雑なものよりも、Kizukuの「トークに特化している」というのがわかりやすく、使い易そうと判断しました。業務専用に使えるチャット形式のやりとりは簡単でセキュリティ面も安心でき、職人さんたちにも使ってもらえそうとイメージできました。

    決め手:運用時のイメージがしやすい
  • Kizuku導入・運用に対する工夫

    “メリットを明確に伝え、実感してもらうのが浸透の秘訣”

    ───  導入前に不安だったことはありましたか?

    奥岬氏 決め手にもなった「トーク(チャット)」の活用はできるだけ全体として取り組んでいきたいと考えていましたので、ガラケーを利用している人への対応をどうするか懸念がありました。そのため事前のアナウンスでは業務上でKizukuを使うことのメリットをまず伝え、そのためにはスマートフォンが必要になることを説明しました。結果としては100%ではないですが、かなり近い形で買い替えが進み、浸透させることができました。

  • ───  運用に際して工夫された点はありますか?

    奥岬氏 最初は施工管理部と協力業者さんとのやりとりのみで進めていました。代表の白井が各現場のグループに時々スタンプを送信すると、見てもらえているという気持ちになり、業者さんたちが利用に対して前向きになったように感じます。
    その後、徐々に設計や積算の担当者にも参加してもらうように進めていきました。業者さんのメッセージに対して担当者が納品日の回答など返信できるようになると、レスポンスの早さも良いため、今では皆さん社内間・業者間ともに積極的に利用してくれています。
    監督よりも業者さんのほうがよく使ってくれています。社員でも知らない操作のアドバイスを教えてくれるくらいです。

    Kizukuを触る理由/効果を実感してもらう
  • 奥岬氏 あと、業種毎にグループを作成して、掲示板的な利用もしています。例えば「こういった問題が最近よくアフターで発生しているので気を付けましょう」といった注意喚起や、写真を撮ってほしい箇所の指示などを関係者にのみ一括で連絡できるので便利です。

  • 導入後の効果や改善された点

    “一人当たりの担当戸数が2~3戸増加できる環境に”

    ───  実効果や改善されたと思われる点がありましたらぜひ教えて頂きたいのですが。

    奥岬氏 いろんな面で時間短縮や効率化を実感しています。
    例えば図書共有の面では、監督が変更や質問の度に現場と事務所を往復していたのですが、その必要がなくなり時間短縮ができるようになりました。
    それから、業者さんに対して報告書の提出をお願いしているのですが、導入前だとFAX やメールで1週間・10戸分、多い業者さんだと100枚まとめて送られてきて、それを監督が仕分けるというやり方を行っていました。仕分け作業は時間もかかるし、タイムリーな確認ができるわけでもない。それがKizukuを活用することで、完了の都度、5~6枚ずつ提出してもらうようにしたら、確認もスムーズでかなり改善されました。

  • 奥岬氏 導入当時は年間300戸管理するような状況だったのですが、1年経って現在は年間400戸管理しています。戸数が加速度的に増えていく中で、もちろん人員も増えてはいるのですが、一人当たりの担当戸数も2~3戸は増えています。
    先ほども申しましたが、想定以上に協力業者さんが進んで使ってくれているため、Kizukuの利用で確実に連絡のスムーズ化、品質の証跡管理、現場の見える化できるようになりました。感謝の気持ちも込めて、年2回の業者会ではKizukuを積極的に活用してくれている業者さんへの表彰式を実施することにしました。

    年2回の業者会で業者様を表彰
  • ───  それは素敵ですね!

    奥岬氏 表彰者の選定は、1)Kizuku運用に対して協力的/積極的かどうか、2)現場全体としての効率/品質UP に貢献しているかを基準にしています。表彰式は今後も継続していきたいと思っています。

  • これからKizukuに期待する点

    “Kizukuとともに現場管理もアップデートしていきたい”

    ───  今後Kizukuを利用する中で、期待されていることはなんですか?

    奥岬氏 最近コミュニケーションスタンプが追加されましたが、使い易くて現場でも好評です。代表もよく使っています。次は工事看板機能がアップデートされるとのことなので、現在徹底していない看板の統一化ができるのかなと今から運用のイメージをしています。さまざまなアップデートとともに現場管理そのものもアップデートしていきたいです。