熊本・福岡・佐賀でご活躍されている<株式会社リブワーク様>は、インターネットを効果的に活用することで住宅価格のコストダウンに取り組むなど、建築業界へのIT導入に前向きな会社様です。現場管理にKizukuを活用していただくようになってから約1年が経ち、導入以前と比べてどのような変化があったか、今回お話を伺いました。
─── Kizukuを知ったきっかけは何ですか?
永野氏 当時は熊本・大分地震もあり、復興のために忙しくなり始めていた時期でした。その際、現場で作業いただく職人さんたちの負担が大きくなりすぎないように、何か良い現場管理の仕組みがないか探していました。
─── では、Kizuku導入の「決め手」になったのはどんなところでしょうか?
永野氏 以前から現場管理においては、監督と業者様が双方向のやりとりが大切であると考えていて。Kizukuのトーク機能ではまさにソレができるし、かつ、監督を介さずとも現場の職人様同士でやりとりもできるところもとても魅力に感じました。
また、単にやりとりがしたいだけなら他のチャットアプリでも間に合いますが、Kizukuは工程と関連付けて使えるので総合的にも良いし、セキュリティについても配慮がなされていた点が決め手になりました。
─── 導入前に不安だったことはありましたか?
永野氏 みんなが使ってくれるかどうかがやはり不安でした。若い人は使えるとしても、当時ガラケーを使っている人も少なからずいらっしゃいましたので。特に年配の方がどうなるかは気がかりでした。
─── 実際に導入を進めてみていかがでしたか?
永野氏 会社の方針だと伝えると、スマホに買い換えられたり、家族の人に手伝ってもらったりと、みんなKizukuを使えるように対応してくれました。その際、Kizukuを使う目的や内容をしっかり伝えることができたのがポイントだったと感じています。
業務の中にどのようにKizukuを活用していくか、事前にルールを決めておくことはかなり大切だと思います。
─── 実際にご利用いただいて、いかがですか?
永野氏 運用が無事定着して、今では大工さんが積極的に使ってくれています。片道1時間の現場はざらにあるし、中には片道3時間かかる現場もあるので、現場の進捗を写真付きで送ってきてもらえると、監督も次に控えている職人さんも非常に助かっています。
現場に行かなくても状況確認ができることで、監督の人数は以前のままなのですが、管理できている現場の棟数は導入以前と比べて倍になりました。
─── それはすごいですね!
永野氏 邸トークには営業担当者にも参加してもらい「これからお客様が来られるからよろしく」といったタイムリーな情報も共有してもらっています。
また、導入前に期待していた、監督を介さない業者さん同士のやりとりも増えてきていて、業者さんにもメリットを感じてもらえていると思います。
─── その他、工夫して使われている点はありますか?
永野氏 大工さんには日々の進捗写真を活用して報告書の提出もお願いしています。提出率もよく、これからは他の職種の方にも広げていきたいと考えています。
また、図面の確認ミスがないよう、社員や業者さんが図面を確実に確認してくれているか徹底的にチェックする体制を整えています。
─── 今後Kizukuを利用する中で、期待されていることはなんですか?
永野氏 震災復興、安心できる住まいを待っている人たちがまだまだたくさんいらっしゃいます。そんな中でも、現場監督や職人さんをすぐに増やして対応するということはなかなか難しいのが現状です。
協力業者さんとの良好な関係性を継続していけるよう、Kizukuのより良い活用方法を追求し、今のメンバーで対応できる棟数を伸ばしていきたいです。